第一章 🌻日常と障害🌻


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キーンコーンカーンコーン
チャイムは教室に鳴り響いた。
次は構造力学の中間テストの返却だとわかっていたが、俺様には戸惑う必要なんてなかった

「まっきー、俺次の返却で6割切ったら留年確定だよ…」
聞きなれた障害な声で話しかけてくる

彼は河村(かわむら)涼馬(りょうま)部活では障害と呼ばれている。

「障害ももっと俺みたいに頭よくてかっこよく生まれてくればよかったのになー」俺はとある茨城県の大学に通う超エリート級大学生、
真姫乃(まきの)優矢(ゆうや)だ。
浪人もしていない

俺は生まれつき頭がとんでもなく良くて運動もずば抜けていた
身長は183cm、顔はジャニーズ系
女子からももてる
高校1年生のときにTOIECで850点を越えたし全国模試ではつねに2桁。テニスでも全国ベスト8にだって入っている

そんな俺がなぜ茨城県の大学に通っているかというと主席で合格し金をすべて免除するためだ
そもそも大学は俺に研究費として月100万投資する価値はある

高校ではテニスをしていたが、同期の錦織を全国大会で倒すという目標を達成した俺はテニスを辞めた
大学では男子ラクロス部に入っている
なぜラクロスに入ったかというと、俺は運動神経がずば抜けていいため軽く遊んでやるくらいの気持ちで入った
もちろんそこでもアタックのエースだし1試合に俺一人で20点は平均でとっている

そんな俺に比べ障害(河村)はダメダメだ。
顔もそんなにかっこよくないし、背は低いし頭は悪いしもてないしバイトも部活もへたくそだ

構造力学のテストの返却が始まった



手元に戻ってきた用紙にはやはり1本線に丸が2つ
この大学のテストは俺の頭についてきていない

すると障害がうずくまって泣いている

用紙には19点

障害は田所先生に
「お願いします何でもしますから、許してください」と何度も土下座した
すると田所は「何でもしますっていったよなぁー、わかった18:20に俺の研究室まで来い。救済措置がある」といった

キーンコーンカーンコーン

今日2度目のチャイムが鳴り響いた

俺は障害を待つために図書館で音ゲーをしていた
俺はダイヤちゃん推しでその気になれば図書館でだってヨーグルトを出せる


時計の針が19時をさしているのにまだ障害は帰ってこない、遅いと思い田所の研究室に行ってみることにした。


ドアの前で聞こえる。
「固くなってんぞ、おい、、、」
「ぬぁぁぁぁぁん」
「いくのかおい俺にお前のヨーグルトを見せてくれ」
「あーーいくいく」
「うんちするんだよ」
「なんで!?」
「君のかわいいうんちが、見たいんだ」
廊下にも汚い音が鳴り響いた

田所も障害も淫夢であったことを知っていたから別に今さら驚くことはなかった

スタバで待つことにした
そこでは自分のパソコンを使ってエロゲをすることにした
あぁーひなたん
まんこをクリックすると、スタバ全体に淫乱な声が鳴り響いた

別に俺は気にしない

俺はやりたいことをやるだけだ
昔からそうしてきた
俺には妹はいないが姉がいる。俺は姉が大好きだ。挿入したことだって数えきれない。毎日LINEで連絡してるしこれが俺の彼女を作らない理由だ

時計は19:30を指していた
すると障害がスッキリとした満足そうな顔ぶれで、
「おまたせ」

留年を回避したこととスッキリしたという2つの幸福感に包まれていたように聞こえた

帰り道は夏の終わりを告げるような深い紺色の空でやや肌寒い

「帰り俺んちでBO3やってかないか、まっきー」
別に俺はバイトもしてないし親の仕送りだけで生きてるから家に帰ってもやることはない、返事はyes

障害の家に着いた
部屋にはゴキブリが見えるだけでも7匹
コオロギが17匹、カマドウマが4匹いた
ティッシュもぶっ散らかしてある

得意げな顔ぶれで障害は電源をつけた
見とけよ見とけよ

俺はそもそもBO3なんて聞いたこともなかった
とりあえず障害の動きを5分観察していた
すると障害にはなぜかゲームのセンスがないことをすぐに見抜いてしまった
障害俺に貸してみろ

俺は格ゲーやスマブラでも世界大会に出場したことがあるしゲームの天才ともいわれていた

障害は俺のプレイングにただただ圧倒されるばかりであった
感触としてはあまり良くなかった

結果はよくわからないが
43キル‐0デス

障害は唯一の自信があったゲームで初心者の俺に圧倒され台パンを始めた

隣の部屋からものすごい壁ドンが来た
すると障害はびびり出した

俺は負けじと壁ドンが来た壁にエイムを定め渾身の力を使い壁をぶん殴り返した

壁は悲鳴をあげるかのように、砕け散り俺の拳は隣の部屋の空間にまで突き刺さっていた


障害はその夜ドリームC.Tを退去させられた