第三章 🍧真姫乃の逆襲🍧
時に敗北は人の目を覚まさせる
俺は人生で初めて負けた
同じ部活の主将の崇伸(たかのぶ)に
俺は誓った
こいつをポケモンで打ち負かし死ぬほど後悔させてやろうと
「まっきー、今日もBO3俺んちでやってかないか」
甲高く聞きなれた障害な声が、俺の耳に突き刺さる
「悪い、俺はそんなことをやってる場合じゃないんだ」
河村はいつになく障害な顔ぶれで残念そうだった
しかし俺にはやらなきゃならないことがある。官僚の試験勉強ではない。そんなのは余裕だ。
俺がやらなければならないことは、presidentハナミズキを名乗る崇伸(たかのぶ)をポケモンバトルでボコボコにすることだ
「悪い、障害。今日は俺先に帰る」
俺は自転車通学で愛車はジャイアント
価格は17万円
レーザービームの如く家を目指してペダルをひたすらこぐ
帰り道に転んでるお婆ちゃんを見たが、
知らんぷりしてペダルをひたすら回す
10分かけて家についた
家賃は14万のマンションで3階建てのお姉ちゃんと二人暮らし
今までおろそかにやっていたポケットモンスターΩルビーを引き出しから取りだし、黒の3DSLLに差しこみ電源をつけた
育てたポケモンの理想個体と呼ばれるポケモンは全部で30体ほど。
presidentハナミズキは240体ほどだが俺には才能があるから、あと60体くらい作れば追いつくと思った。
俺のTN(トレーナーネイム)は、まきのゆうや
久しぶりにオンラインに繋ぎダブルレートを始めた
前に初めて1シーズンだけダブルレートに参加したが最終最高1899で終わっていた。シングルは初シーズンに最終2016を叩き出した
presidentハナミズキに勝つためには何をすればいいか俺は分かっていた
「対戦数をひたすら積む」
俺は崇伸にセンスで劣るとは思っていないし、もし俺が努力をしたらとんでもないことになることは明白だった
今までは19時に家に着いて、お姉ちゃんと1回生でセックスしてからお風呂に入って食事をとり、勉強をして23時には寝るという生活をしていた
しかし、俺はポケモンに対する憎しみから生活を改めるようになった
徐々に大学もさぼるようになり、帰宅時間も早くなっていった
15時に家に着きひたすらオンラインに繋ぎダブルレート。そしてお姉ちゃんが18時に帰ってくると、そのままベッドに押し倒し俺のウィンナーを生で挿入し昇天に登る。
ポケモンでレートを始めると性欲が強くなるのは本当らしい
お姉ちゃんは22歳で身長が164cm。俺とのフィット感は最高
そしてお姉ちゃんの胸にヨーグルトをぶちまけると賢者タイムに入り、よりポケモンへの集中力が研ぎ澄まされていった
19時から朝の6時までレートに潜り続ける
毎日13時間レートに潜った。
もちろん朝練には行かなかった
みるみるポケモンバトルをわかり始めた
俺はやはり頭がよく、立ち回りも完璧だった
それを1ヵ月繰り返す
最終ダブルレート2039
なんとダブルレートで2位に上り詰めた
育てた上げた理想個体は290体に達した
あとはpresidentハナミズキを倒すだけだ
「おい、たか、俺とダブルバトルしないか」
「あー、いいっすねー」
たかも障害みたいな声をしている
俺が使うパーティは
メガガルーラ、メガサーナイト、モロバレル、ヒードラン、クレセリア、ランドロス
ゆうだちくんが使う現ルール最強パーティで殺しにかかった
対するpresidentハナミズキは、さやーちかスタン
勝負は一瞬だった
そして俺はやはり天才であった
俺のメガガルーラがグロウパンチを鮮やかに決め、回りのポケモンで要塞化し4-0の圧勝だった
俺は相手を殺す勢いでやり、見事殺すことに成功した
崇伸に勝つという目標を達成した俺はポケモンをやめることにした
しかし、俺は努力することの大切さというものも少しは学んだ